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おそらく好きなコンテンツの話か雑記

デザインに関する好きな本

たまにデザインに関しておすすめの本を聞かれることがあるので、一旦自分で読んできた本を整理しようかなと。このポストでは、単に個人的に好きな、影響を受けた本チョイスで行きます。あまり多くても長くなるので5選ということで。

1.スクールオブデザイン

SCHOOL OF DESIGN(スクール オブ デザイン)

多分、学生の時にデザインに関わる本として初めて買った本。いわゆる、いい言葉とそれにまつわるグラフィックが並んでいる。心が濁ってきた時に読むと、なぜか個人的にはスーッとする本。また読まなきゃ。

2.アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン

アキッレ・カスティリオーニ自由の探求としてのデザイン

憧れのデザイナーの一人にアキッレ・カスティリオーニがいる。この本によると彼は、日頃から好奇心を持って物を観察し、それが使われる身振りまでも含め徹底的に分析し、物を理解しようとする姿勢を持っており、それはデザイナーとして必要不可欠な要素だと思う。(今の自分からは程遠いのだが…。)そこから生まれる繊細な想像力と合理的な思考力は、分野、時代を問わずにデザインを行うことを可能にする。カスティリオーニの思考の一端が伺える一冊。

3.コミュニケーションをデザインするための本

コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)

広告業界での思考プロセスが事例とともに事細かに書かれている本。インサイトがどのように導かれるのか、そこからクライアントのゴールを達成するためのアイデア、成果物がどういう思考で生み出されたのかが、読みやすく論理的に書かれており楽しい。また、「気持ちをデザインする」という今となっては当たり前だが、当時の自分にとっては目からウロコだった観点に気づかせてくれた本でもある。事例が古い感じは、スピードの早いメディア関連のため仕方ない。ただ、優れた思考プロセスをたどることは何時の時代でも参考になると思う。

4.ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーとは、優れたプログラマーが優れたプログラマーを指して呼ばれる言葉である。そもそも優れたプログラマーとは良いプロダクトを作る人達のことであって、優秀なハッカーの書く文章が、同じモノづくりをしているデザイナーにとって参考にならないわけがない。そして彼らの書く文章は、なぜか毎回挑戦的で刺激的である、気がする。全編素晴らしいが、特に9章と15章はよい。Webでも読めるのでぜひ。
http://practical-scheme.net/trans/taste-j.html

5.Modeless and Modal
http://modelessdesign.com/modelessandmodal/

最後は本ではなくブログ。ソシオメディアの上野 学氏によるもの。GUIの勘所がシンタックスの観点から述べられており、著者がそこへ至った経緯も読み物として面白い。新しい観点が多すぎて学生の時に全ページを頭に叩き込もうとして、何を思ったのか手書きでノートにまとめ直した記憶がある(そのノートはどこへ行ったのだろうか…)。AppleのHuman Interface GuidelineとともにUIデザイナーは必読だと思う。

つらつらと上げていくと思考プロセス編みたいな感じになってしまった。人のデザインの思考プロセスを辿るのが好きなんだと思う。その割に今回上げた本の内容も、曖昧なところがかなりあって、日々の業務に追われるだけ、というのはまずいなと思った。インプットとアウトプットのバランスは本当に大事だと思う。

文章を書くということを、やっぱりしないといけないなと思い記事にしてみました。前のブログはWordpressが重くなって、書く気が起こらなくなってしまったのでtumblrに移行ということで。
テーマは今まで同様、デザインを中心に気ままに書いていこうと思います。