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おそらく好きなコンテンツの話か雑記

VA-11 Hall-Aとても良かった

Steamセールで各所で紹介されていたのでMacで遊んでみた。年の瀬にとても良いゲームをしたなって気持ちなので感想を書いておく。

 

俺はこういうのをUXデザインとか言い出すからな

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上は「最初から」をクリックすると表示される最初の画面。このゲームにおいてはとても大事なことだが、こういうのをUXデザインというと怒られる気がする。

どんなゲームか

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CYBERPUNK BARTENDER ACTIONとサブタイトルがついているが基本的にテキストを読み進めていくノベルゲーである。主人公はバーテンダーであり、お客からの要求に応じてカクテルを提供することで会話が進行し物語が紡がれていく。プレーヤーのすることはこれだけ。客の要求が謎掛けであったり、口ではこう言っているが本当に欲しいものは?というときがあるので自分である程度考えて作ることになり、それによって分岐が起こったり起こらなかったりする。

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レトロなアートスタイルとアンドロイドから犬から脳みそ…のような一筋縄ではいかないお客や設定から構築されるディストピアな世界観、そして音楽が素晴らしい。グラフィックが8bit風だからって音楽がピコピコになる必要はないという当たり前なことを実は今まで気づいてなかったかも…。

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ちなみに音楽を自分で選んでかけると仕事が始まるというシステムになっているため、基本的に会話と音楽がリンクするという演出はないのだが、それでも雰囲気が合いすぎていてすごいなと思う(たまに特定キャラが出てくると音楽が乗っ取られるが)
 サントラがSpotifyやPrime Musicに入ってるので年末は会社でもずっとバーテンダー気分でいた。

VA-11 Hall-A (Original Soundtrack: Second Round) Garoad

何でハマったのか

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カクテルをドラッグして作るだけというものすごいシンプルなゲームにハマってしまったのは自分でも意外だった。自分がお酒を飲みながらプレーしていてゲーム内のキャラクターもまたお酒を飲んで、何か自分にも思い当たるような悩み話のようなのをしているというのが心地よかったのかもしれない。基本的に他愛のない話と猥談で構成されてるが時折他の客が言っていたことと繋がるような瞬間があり、舞台である退廃的な207Xのグリッチシティが脳内に徐々に構築されていくのが楽しかったのかもしれない。

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また、偶然なのだが、ミライアカリの生放送でMMDモデルを配布するみたいなのを見た後すぐこのゲームをプレーしたとき、とあるYoutuber的なキャラクターが同じ話をしだして、画面上にでてくるコメントも「早く脱げ」みたいなさっき見たぞそのコメント…となって全く現実と繋がってしまったのにビックリした。開発者がベネズエラ人なのだがニコ生的なものがバリバリ入っていて色んな国から細かい部分まで見られてるんだなとか思った。まぁかわいい人の配信で起こることは全世界共通なのかもしれない。

 ニコ生もそうだが全体的に日本をイメージしているようで日本のアニメネタ等が随所に入っている。翻訳がコンテンツをローカライズしたのではという気もしたが、そうではないらしいです。いや、翻訳がホントに素晴らしいと思います。

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話もだけど寒い日の仕事行く前に缶ビールの空き缶が転がっている部屋でこたつに入っているなんてどうして南米の国から再現できてしまうの…。

まとめ

露骨な猥談だったりオタクっぽいネタだったりが多くてかなり人を選ぶが、雰囲気が気になった人はぜひプレーしてほしい作品。家に帰ってお酒飲みながらゲームするのが趣味な人は特に。自分も仕事帰りに今日は何のお酒とおつまみ買って帰ろうかなーという習慣になってました。年末年始にまとめてプレーするのは勿体無いので年が明けて仕事が始まってから2周目入っていく予定。

 

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