PlayStation VR所感

購入して2週間ほど立ったので感想を。端的にいうと、すでにすごいんだけどハード的にもソフト的にもこれからもっと伸びそうだから今後の開発を進めるためにもみんな買ってくれ！という感じでしょうか。値段高いとかコードがぐちゃぐちゃとか課題はあるものの、この体験を得られるなら全然良いかというくらい個人的には楽しいです。今後世代重ねて進化していくのが楽しみ。

セットアップ

スタートアップガイドが1ページ1ステップで余白たっぷりに表示してくれていて悩まず設定できるのがありがたい。余白は正義。あと本家の繋ぎ方動画がやたら気合入ってる。

プロセッサユニット

ソニー製品は大体そうだけど、スリットの光の表現がしっかり揃えられててすごいなぁと。最初設定するときにプロセッサユニットの光見た時、あれ？これトルネ？と思って焦りました。奥のHDMIの青いシールができればやりたくなかっただろうけど、とにかく最初はわかりやすさに振ったんだろうなって感じ。右側可変するの驚いた。

つけ心地

OculusやViveのHMDと異なり、頭で固定してゴーグルは密着させないようになっている。ゴーグルは簡単に前後できるので、手元をサクッと確認が可能で大変ありがたい。余談だがこのおかげでシネマティックスプラトゥーンを行った場合ミニマップの確認が容易なので最もスプラトゥーンに向いたHMDだと言えます（

Rez infinite

このゲームのAreaXがホント最高でPSVR買ってよかった。いやRez自体もお前ホントに15年前のゲームなのかってくらい楽しんでます。VRは音でホントに化けるなぁと思い知らされる作品。クラブでVJとか見るの好きな方は早く体験してください。
そんな感じでAreaXすごいオススメなんだけど、初めてVR遊ぶような人に体験してもらうと今ひとつ感動されてない感じがして自分のオペレーションの悪さを感じることがちょくちょく。AreaXは難易度も高くないけど、Rezのステージ全てクリアすると遊べるモードなので、Rezの操作や概念に慣れてないと難しいかもしれない。興味持って遊ぶ方はちょっと頑張って2周くらいすると良いのかなとか思います。操作に慣れて光と音と泳ぐ感覚はもう…。このゲームほどTVで見るのとVRで印象が異なるゲームもない気がする。

THE PLAYROOM VR

VR系の課題の一つに「複数人で体験している時、自分の周辺がどうなってるかわからない」というのがあって、周囲の会話が聞こえなくなると自分一人で延々とやってて良いのだろうかとか不安がよぎってのめり込めないことがある。このゲームはVRとTVの画面を分けることでゲーム進行に周囲との会話がマストな設計がされており、前述の不安が生まれないようになってます。あとよく考えたなーと思ったのが、ゲームをクリアするとPS Cameraを利用してプリクラ的に自分と周囲を撮影できること。このときVRプレイヤーも客観的に周囲を見れるし、唐突な演出によって皆画面に写ろうとしてVRプレイヤーによってくるのでああ周りも楽しんでるんだなってのがわかる感じになってます。このアイデアホントよくできてるなと思いました。操作もシンプルで手応え感とかすごい良く出来てるので体験会等でのVRの導入にはもってこいな一品。

Allumette

絵本に入りこんだような他のVRコンテンツにない感じの体験ができるVRアニメ。VR=主観じゃなくても全然ありだなと思える一作。全体の雰囲気でブレイブリーデフォルト思い出して、そういうのVRで出してくれ！と思いました。これでタクティクスオウガをプレーしたいという意見見て、確かに自分プレイヤー固定でマップを自由に見れるのは酔いなさそうで便利だしすごい楽しそうだなーと思ったり。VRの幅の広がりが感じられる一作かと。

ライブ系

デレステとミクの体験版を遊んだけどタイプが微妙に違う感じ。デレステはサイリウム振って合いの手とかガンガンに入れて実際のライブの追体験に重きを置いてる感じで、ミクは今の技術だとホログラム等の投影なのをそこから飛び出した演出で架空のライブを追い求めてる感じ。と言ったものの両方実際のライブに行ったことがないのでなんとも…。音もいいし多分ファンだと相当楽しめるんだろうな、というのをあんさんぶるスターズのライブコンテンツで声を失って楽しんでる友人の姿を見て感じました。

サマーレッスン

普通に見てる分には普通に見てる感じだけど（それがすごいのかもしれない）、こっちにアクションされた感じのおおおって感じが本当にすごい。なにげに周回プレーを求められる作りでまだまだ全パターン見れてないのでぼちぼちやっていきたい。この手のコンテンツが解像度上がっていくと本当に危ない。

と、そんな感じでしょうか。自分のゲーム人生で一番感動したのは多分小学生の時のマリオ64で、あの時の進化したグラフィックで3D空間で自由に動けるってのが「マジか何だこれ」って思った記憶があるのですが、今回AreaXをプレーしたときにかなりそれに近い印象がありました。ただもう少し自由に快適に動けるコンテンツが来てくれればなあという感じ。やっぱり自分は没入感よりゲーム感を求めてる気がします。といいつつRIGSとか自分で動けて素敵なんだけど酔いがかなりなので、技術の進歩とともに自分がVR向けに進化する必要があるぽい。KITCHENはバイオハザードへのトラウマがあるので試してないです。すみません。