GWを延長してもらってフィンランドのヘルシンキに家族旅行してきました。普通に定番のモデルコースをめぐった感じで目新しいところもないのでさらっと写真を。とにかく天候に恵まれて最高でした。今回前から欲しかった「FE 16-35mm F4 ZA OSS」を思い切って購入して使ってみたらメチャクチャよかったので、しばらくお仕事頑張ろうという気持ちです。(実はこれとは別のイベントでも使いたくて買ったのだけど豪雨にあって使えなかった話は割愛)。
写真→2016.05.09-13 Helsinki
空港から電車で30分位でヘルシンキ中央駅に到着。ちなみにフィンランドは通信がすごい発達しているらしく、駅等に大体あるキオスクで1週間使い放題みたいなプリペイドSIMが8ユーロとかで売ってるのでSIMフリーの端末使ってる人はサクッと購入すると良いと思います。
初日は適当に散歩してました。やたらと緑と公園が多くて良い雰囲気の街です。平日昼間から人多くて何か羨ましいぞと思うこと多々。
ド定番な雰囲気のあるヘルシンキ大聖堂。広角素晴らしい。中も綺麗。
チャリの人も多かったのですが、皆ヘルメット被ってて治安の良さが感じられました。
ヘルシンキの街を隅々までいける路面電車のトラム。数日間のパスを買うと、さっと乗ってさっと降りれてすごい便利。最初どの路線がどの場所に行くのか全くわからなくて使うのためらってましたが、観光案内所のマップにざっくりと何番がどこを通るか書いてたのでそれ参考にしながら乗ると便利すぎでした。googleマップの経路探索にも普通に引っかかることに気づいてからは大体歩くことがなくなってましたw。
2日目、フィンランド人は毎朝カフェでコーヒー飲むって情報入手したので行ってみたらあまり人いませんでした。ただビシっと決めた会社員が握手してるのを見て映画かなとか。ちなみに別の日は朝からスーパーにビール買いに行って公園で飲んでから観光するという、日本でやるとアレな感じの生活をしてました。余談ですがスーパーで売ってるサーモンが骨がなくて温かくて肉厚で3ユーロくらいで買えてすごい美味しいのでオススメです。
市場的な場所も色々な場所にありました。
みんな大好きマリメッコファクトリー。店内やたらと日本人がいて買い物させられ疲れの旦那さんがソファでぐたっとなってる光景が。社員食堂も併設されていて一般人でも利用可能。パンが見た目以上に固くて薄切りにしないといけないのを学んだ。
バスでふらっと街を外れると一気に田舎な光景が顔を出す。
みんな大好きアラビアファクトリー。アウトレットショップやギャラリー等があります。個人的にはフィンランドのFISKARSという会社が行っていた展示が面白かったです。商品をひたすら反復させて新たな一面を見せる手法。鏡と上空の空間を使って演出してるのも面白いアイデアだなーと思って見てました。
素敵なロゴやタイポグラフィーも多くて、街のお洒落さに一役買っているように感じました。フィンランド語はよくわからないですが、文字数多くて詰め気味に組んでるのがうまく図に見えてかっこ良い。奇をてらってなくて真面目だけど、どこか柔らかさを感じる表現になっていて個人的に理想的です。参考にしたい。
ちなみに5月のフィンランドは日が沈み始めるのが22:00くらいからで妙な気持ち悪さがありました。19:00あたりだと日本の15時くらいの明るさなのに平然と店が閉まりだす。冬は昼が来ないらしいし、夏は夜が来ないの中々大変だなとか。
3日目はフェリーでスオメンリンナの要塞に行きました。島好きとしてはここが最高に良かったです。今回超広角レンズを持って行って本当によかった。
軍事博物館があったり大砲や城壁が多く残ってたましたが今はとても穏やかでした。
遠足みたいな子供たちもすごい多かったです。ここが遠足になるとか良すぎだろう…。
ここも定番な雰囲気のあるウスペンスキー寺院。しかしヘルシンキ、徒歩圏内で観光スポット集まりすぎでは。
アルヴァ・アアルトが設計したらしい本屋でこっそりと一枚。どの本もいちいち装丁が素敵でした…。ちなみにフィンランドはアアルトの故郷だったりで結構モダニズム建築が多いんですが、その辺の下調べを完全に怠っていてホントにだらだら定番観光スポットを回ったなぁというのが若干の失敗っちゃ失敗かなとか。まぁ、あまり考えずにのんびりビール飲みながら写真を撮る旅もいいものですよ、と。
岩内に作られたテンッペリアウキオ教会。人がいない写真を撮るためにのんびりイス座って待ってたらプロジェクターや楽器が色々出てきて何かイベントの準備を始めだしてびっくりしました。イベントなので出て行ってください〜と言われたので何かが開催されたんだと思います。この建築はかなり個性的だけど、周辺は普通〜な住宅街でまた中央とは異なる趣でした。あと、オリンピックスタジアムも歩いていけそうだったので向かったら今の期間は閉鎖されてました…。
適当に降りたトラムの駅傍にあったヘルシンキ美術館へ。ヘルシンキは美術館や博物館が色々あるけどヘルシンキカードというのを買うと色々入り放題になってトラムや地下鉄にも乗り放題になるはずなのでそういうのめぐりたい人は買ってしまうといいと思います。(トラムや地下鉄で全く改札みたいな概念がなかったので今ひとつ自信がない)
Atelier Barというヘルシンキで一番高いらしい場所で撮影。ここでアアルトってカクテルがあったので何も考えずに頼んだらストロー2本刺されて出てきて厳しい気持ちになりました…。まぁ確かにそうですわな。
最終日は相変わらず適当に散歩して古着買ったりデザイン博物館に行きました。中の案内系が素敵。多言語の説明文を横に並べてるようなレイアウトの場合はハイフネーション使ってて、そうじゃないレイアウトのときは使ってなかったりするのネイティブを感じて参考になりました。フィンランドデザインの歴史が見れる常設展と、PONYやボールチェアを作ったエーロ・アールニオの特別展が行われていて、スケッチとか成形に使われた型なんかが展示されていて面白かったです。次回の特別展はアルヴァ・アアルトだそう。今見ると幕に「FINNISH DESIGN SUPERHERO」とか書いてるけど今の日本じゃデザイナーをそういう扱いするの色々厳しそうですね…。
そんな感じで電車で空港に向かってゆらりと帰ってきました。
今回の旅行、何を撮ってもそれなりな感じになるのとてもありがたかったです。最初広角難しいなと思ってましたが、あんま考えずGR使ってるみたいにとりあえず目の前の風景撮りゃ良いやって思ってからはホント楽しかったです。要塞最高。今回かなりα7Ⅱ使い倒しましたが、EVF覗き込んだまま各設定いじれるようになってきて手放せない雰囲気出てきましたw。いやはや撮ってて楽しいし未熟な腕をカバーしてくれるいいカメラだ…。あと今回の写真を見てて自分結構オーバー目に現像する癖があるぽいので、次どこか撮りに行く時はアンダーを意識しても面白そうだなとか。
さて、シルバーウィーク休みを勝ち取ってどこか行けるように色々頑張りたいところです。